今期定例会の
会期は、本日から6月27日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
永松弘基) 御異議なしと認めます。
よって、
会期は、本日から6月27日までの15日間と
決定いたしました。
◇─────────────────◇
◎
日程第2 議第62号から議第76号まで及び報第1号から報第8号まで
一括上程(
市長の
提案理由説明)
○
議長(
永松弘基) 次に参ります。
日程第2、本日提出されました議第62号から議第76号まで及び報第1号から報第8号までを
一括上程いたします。
─────────────────────
議案
番 号 件 名
議第62号
平成28年度
大分市
一般会計補正予算(第1号)
議第63号
大分市
債権管理条例の制定について
議第64号
大分市立義務教育学校設置条例の制定について
議第65号
大分市議会議員及び
大分市長の選挙における
選挙運動の
公費負担に関する
条例の一部
改正について
議第66号
大分市
常勤特別職の
給料月額の
臨時特例措置に関する
条例の一部
改正について
議第67号
大分市
税条例等の一部
改正について
議第68号
大分市
幼保連携型認定こども園の学級の編成、
職員、設備及び
運営に関する基準を定める
条例の一部
改正について
議第69号
大分市
児童福祉施設の設備及び
運営に関する基準を定める
条例の一部
改正について
議第70号
大分市
家庭的保育事業等の設備及び
運営に関する基準を定める
条例の一部
改正について
議第71号
大分市
特別用途地区建築条例及び
大分市
特定用途制限地域建築条例の一部
改正について
議第72号
大分市
総合計画の変更について
議第73号 副
市長、
水道事業管理者及び常勤の
監査委員の
退職手当の額について
議第74号 新たに生じた土地の確認について
議第75号 字の区域の変更について
議第76号
市道路線の認定及び廃止について
報
番 号 件 名
報第1号 専決処分した
事件の
承認について(
平成27年度
大分市
一般会計補正予算(第4号))
報第2号 専決処分した
事件の
承認について(
平成27年度
大分市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号))
報第3号 専決処分した
事件の
承認について(
平成27年度
大分市
土地取得特別会計補正予算(第1号))
報第4号 専決処分した
事件の
承認について(
平成27年度
大分市
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号))
報第5号 専決処分した
事件の
承認について(
平成27年度
大分市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号))
報第6号 専決処分した
事件の
承認について(
平成27年度
大分市
介護保険特別会計補正予算(第2号))
報第7号 専決処分した
事件の
承認について(
大分市
国民健康保険税条例の一部
改正について)
報第8号 専決処分した
事件の
承認について(
平成28年度
大分市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号))
─────────────────────
○
議長(
永松弘基) この際、
提案理由の
説明を求めます。
佐藤市長。
○
市長(
佐藤樹一郎)(登壇) 本日ここに、
平成28年第2回
大分市議会定例会が開会されるに当たりまして、提出いたしました諸議案の概要を御
説明申し上げます。
まずその前に、このたび
全国市議会議長会から在職15年
表彰を受けられました
二宮博議員、
安部剛祐議員、
野尻哲雄議員、
永松弘基議員、
髙野博幸議員、
高橋弘巳議員に対し、
市民を代表して、お喜び申し上げますとともに、
市政発展のために賜りました御尽力とその御
功績に対し、心から敬意と感謝の意を表します。今後とも、ますます御壮健で御活躍されますよう祈念申し上げます。
次に、最近の
市政の動きについて御報告申し上げます。
最初に、
平成28年
熊本地震の対応についてであります。
去る4月14日、
熊本地方を震源とする
最大震度7を観測する
地震が発生して以降、
熊本、
大分を中心に活発な
地震活動が続き、これらの
地震に伴う家屋の倒壊などにより、多くのとうとい命や財産が失われました。改めまして、亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された
皆様方に心からお見舞い申し上げます。
本市におきましては、同月16日未明の
地震で震度5弱を観測したことから、
災害対策本部を設置し、直ちに
被害状況を確認するとともに、
避難所を開設するなど、
市民の安全の確保に万全を期すよう徹底を図ったところであります。
この
地震により3名の方が負傷されたほか、住宅の瓦や
工作物の落下、道路上への落石などの
被害が発生し、
避難所には最大70カ所に1,211名の
方々が自主避難されました。
その後も余震が続いたため、道路や
河川等の
危険箇所の
安全点検に加え、
耐震性が十分に確保できていない
公共施設等について、使用の自粛、
代替施設の配置を行うとともに、
報道機関やホームページを通じて、
地震に関し
市民が必要とする情報を随時発信いたしました。また、
避難者の
不安解消や
健康確保のため、
保健師を
避難所に派遣し、
健康相談などを実施したところであります。
こうした中、市内で体に感じる
地震がおさまってきたことから、4月28日には全ての
避難所を閉鎖いたしましたが、今後の災害に備え、改めて
連絡体制の確認や
初期対応の徹底を図るとともに、
避難所の
運営方法など、明らかになった課題について検証を行っているところであり、その結果に基づき改善を進めて、さらなる
防災力の
強化につなげてまいります。
また、このたびの
災害対応においては、
情報共有体制の
強化を図るため、自衛隊や
警察等の
防災関係機関から
職員を派遣していただいたほか、
自治委員や
民生委員・
児童委員など、
地域の
方々には
避難所開設の周知や避難に際し
支援が必要な方の
安否確認などを行っていただきました。御協力をいただきました
皆様方に心から感謝申し上げます。
次に、
地震からの
復旧・
復興に向けた
支援や
取り組みについてであります。
本市では、今回の
地震により甚大な
被害が発生した
熊本県内の
市町村や多くの
建物被害などが生じた
県内他市町を
支援するため、
給水活動や
避難所運営、
災害ごみの収集などに、5月末時点で延べ330名を超える
職員を派遣するとともに、
救援物資の送付や義援金の募集・引き渡しなどを行ってまいりました。
しかしながら、
熊本県内では、依然、多くの
方々が
避難生活を強いられており、この状況を一日も早く解消し、本格的な
復旧・
復興を行うためには国の
取り組みの
強化が必要であります。そこで、4月28日、6月1日及び6月7日の3回にわたり、
九州市長会を代表して、
会長であります
森鹿児島市長らとともに国に出向き、
石井国土交通大臣や
森山農林水産大臣、
高市総務大臣などに直接お会いして
被災地の状況を
説明し、
被災者の
生活支援の
強化やインフラの
復旧、
観光客回復に向けた
支援などについて要請してまいりました。
とりわけ
観光業では、
九州全域で宿泊のキャンセルが相次ぐなど深刻な影響を受けたことから、
本市においても早急な
対策を講じる必要が生じたところでございます。このため、
フェイスブックなどを活用し、
大分の元気と
熊本への
エールを全国に発信してまいりました。
また、6月5日には
大分駅
府内中央口広場におきまして、
大分県を初め、
県内外の
自治体や
JR九州大分支社など多くの
皆様とともに、被災された
地域の
方々を応援するため、「一緒にがんばろう!
熊本 大分も元気に頑張っています!」と銘打ち、
復興応援イベントを開催いたしました。当日は雨の降るあいにくの天候でありましたが、
豊後大友宗麟鉄砲隊の演武を皮切りに、
参加自治体の首長による
復興応援アピールや
本市出身の
南こうせつ氏によるコンサートなどが行われ、会場の
皆様とともに
被災地へ力強い
エールを送ったところであります。
今後とも、
被災地の
復旧・
復興を
支援するとともに、引き続き
大分の元気を発信し、
風評被害の防止と
観光客を呼び戻す
取り組みを進めてまいります。
次に、
大分市
人口ビジョン、
大分市
総合戦略及び
大分市
総合計画についてであります。
我が国では急速に
少子高齢化が進み、本格的な
人口減少社会を迎え、
本市におきましても、今後、
人口が
減少に転じることが予想され、
地域経済の停滞や
地域コミュニティーの
弱体化が懸念されております。
こうした課題に対応するため、
大分市
人口ビジョンと
大分市
総合戦略を本年3月に策定いたしました。
人口ビジョンでは、
人口減少に歯どめをかけるため、
合計特殊出生率を2040年までに2.3程度まで引き上げ、2060年の
人口を45万人程度とする展望を描いており、
総合戦略では、その実現に向け、
人口の
自然増と
社会増の両面からの
対策と具体的な
数値目標を定め、県や
県内の
市町村とも連携を図りながら、将来にわたる
本市の
発展を目指していくこととしております。
また、
本市の最
上位計画となる
大分市
総合計画につきましては、
少子高齢化に伴う
人口減少など
社会経済情勢の大きな変化に対応するため、
現行計画を前倒しで見直すこととし、新たな
計画の策定に取り組んでまいりました。
策定に当たりましては、
各界各層の代表から成る
大分市
総合計画検討委員会を設置し、
市民意識調査や
パブリックコメントの実施のほか、
市議会からも御意見をお伺いする中、検討を重ねていただき、3月1日に
最終提言を取りまとめていただきました。これらを踏まえ、新たな
都市像として、「笑顔が輝き 夢と魅力あふれる
未来創造都市」を掲げた
総合計画案、おおいた
総合ビジョン2024を作成し、本
定例会に御提案申し上げたところであります。議決後には、
計画に掲げる各施策を着実に実行し、
本市の特色を生かした新しい
時代にふさわしい
大分市を創造してまいりたいと考えております。
最後に、県立総合体育館の受け入れについてであります。昨年9月に
大分県から県立総合体育館の活用について意向の確認があったことから、
本市では維持管理や更新の経費などを精査するとともに、
大分市スポーツ推進審
議会に移管の必要性について諮問をいたしました。その後、審
議会からは、全国の中核市と比較して屋内スポーツ施設の保有面積が少なく、当該施設の移管は
市民にとって利便性の向上が期待でき、
本市のスポーツ
振興を図る上で、必要性は十分にあるとの答申がありました。さらに、施設は多くの
市民に利用されており、本年2月には各競技団体からも移管を望む要望書が提出されたところであります。
一方、施設は老朽化が進んでおり、長期にわたり使用するための改修が課題となっておりましたが、改修内容や費用負担などについて県と協議を重ねた結果、全体事業費は6億5,000万円程度で、負担割合は県と市で1対1とすることを確認いたしました。これにより、
公共施設等の長寿命化や施設保有量の最適化などについて目標を定めた
大分市
公共施設等総合管理
計画とも整合性が図られたところでございます。
これらを総合的に判断し、県立総合体育館を
本市の施設として受け入れる方針を
決定いたしました。なお、移管につきましては、
平成32年4月を予定しており、引き続き県と改修工事の実施時期等について協議を行い、受け入れに向けて準備を進めてまいります。
それでは、予算議案について御
説明を申し上げます。
まず、
一般会計補正予算についてでございますが、今回の補正予算は、4月に発生した
熊本地震の
復興支援費及び今後の
地震や台風等による自然災害に備えた災害
対策費のほか、
観光客誘致への緊急
対策費を中心に編成をいたしました。その結果、補正額は8億3,200万円となり、補正後の一般会計予算総額は1,784億3,200万円となったところであります。
歳出の主なものについてでありますが、土木費には3億7,605万円を計上いたしております。その主なものは、自然災害による
被害を未然に防ぐために、市道のり面等の改修を行う工事請負費や木造住宅耐震化促進事業補助金の追加計上であります。
商工費には、1億2,875万円を計上いたしております。その主なものは、中央通り線で歩行者天国を実施することに対する補助金及び
観光客誘致緊急
対策として、観光キャンペーンの実施や宿泊割引クーポンを発行するための委託料の計上であります。
農林水産業費には、1億2,500万円を計上いたしております。その主なものは、自然災害による
被害を未然に防ぐために、農林道や漁港などを改修する工事請負費の計上であります。
教育費には、8,420万円を計上いたしております。その主なものは、校区公民館や自治公民館の耐震化を促進するために、公民館類似施設建設費補助金を追加計上するほか、日吉原体育館の改修及び耐震工事を行うための設計委託料の計上であります。
消防費には、5,100万円を計上いたしております。これは、
地震の
被災地への
救援物資や
職員派遣に係る経費のほか、今後の災害発生時に備えた毛布や飲料水などの備蓄品の購入に係る経費の追加計上であります。
民生費には、3,500万円を計上いたしております。その主なものは、大在老人いこいの家や河原内保育所を耐震補強するための工事請負費の計上であります。
衛生費には、1,800万円を計上いたしております。これは、胃がん発症のリスクを判定するためのピロリ菌抗体検査等に係る経費の計上であります。
災害
復旧費には、1,200万円を計上いたしております。これは、
地震により
被害を受けた
大分城址公園大手門の
復旧費の計上であります。
次に、歳入についてでありますが、今回の補正予算の財源といたしましては、国庫支出金2,660万円、県支出金2,015万円、繰越金7億3,525万円、市債5,000万円を計上いたしております。
次に、報第1号
平成27年度
一般会計補正予算第4号についてでありますが、これは国・県支出金、市債等の
決定並びに事業費の確定に伴い、既決予算の調整を行う必要があり、3月31日付で専決処分いたしたものであります。
その結果、補正額は30億3,100万円の減額となり、補正後の予算総額は1,671億6,700万円となった次第であります。
また、報第2号から報第6号までは、
平成27年度の各特別会計ごとに事業の確定等に伴う予算の調整を行う必要があり、3月31日付で専決処分いたしたものであります。
次に、報第8号につきましては、
平成27年度国民健康保険特別会計において、歳入不足を生じたため、
平成28年度予算をもって繰り上げ充用を行う必要があり、5月31日付で専決処分いたしたものであります。
次に、一般議案の主なものについて御
説明を申し上げます。
まず、議第63号は、
大分市
債権管理条例の制定についてでありますが、これは債権管理の一層の適正化を図り、公平な
市民負担の確保及び公正な行財政
運営に資するため、市の債権の管理に関し、必要な事項を定めようとするものであります。
議第64号は、
大分市立義務教育学校設置条例の制定についてでありますが、これは荷揚町小学校、中島小学校、住吉小学校及び碩田中学校を統合し、学校教育法に規定する義務教育学校として、
大分市立碩田学園を設置しようとするものであります。
議第66号は、
大分市
常勤特別職の
給料月額の
臨時特例措置に関する
条例の一部
改正についてでありますが、これは
平成31年3月31日までの間、減額措置を講じております
市長等の
給料月額について、減額率を
市長及び副
市長は15%から16%へ、
教育長、
水道事業管理者及び常勤の
監査委員は10%から11%へそれぞれ引き上げようとするものであります。
議第67号は、
大分市
税条例等の一部
改正についてでありますが、これは地方税法の一部
改正等に伴い、法人
市民税の法人税割の税率を引き下げるなど、所要の
改正をしようとするものであります。
議第72号は、
大分市
総合計画の変更についてでありますが、これは総合的かつ
計画的な
行政運営を図るため、
大分市
総合計画を変更しようとするものであります。
議第73号は、副
市長、
水道事業管理者及び常勤の
監査委員の
退職手当の額についてでありますが、これは
大分市
常勤特別職の
退職手当支給
条例第3条の規定に基づき、退職した副
市長等の
退職手当の額を定めようとするものであります。
その他の議案につきましては、その都度、担当者より
説明いたさせます。
何とぞ慎重御審議の上、御
決定賜りますよう、お願い申し上げます。
◇─────────────────◇
○
議長(
永松弘基) 以上で、本日の
日程を終了いたしました。
お諮りいたします。
あす14日から16日までの3日間は、議案考案のため、本
会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
永松弘基) 御異議なしと認めます。
よって、あすから16日までの3日間は、本
会議を休会することに
決定いたしました。
次の本
会議は、17日午前10時に開きます。
本日は、これにて散会いたします。