大分市議会 > 2016-06-13 >
平成28年第2回定例会(第1号 6月13日)
平成28年第2回定例会(第1号 6月13日)

  • "制限"(/)
ツイート シェア
  1. 大分市議会 2016-06-13
    平成28年第2回定例会(第1号 6月13日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成28年第2回定例会(第1号 6月13日)   第2回大分市議会定例会会議録 (第1号) ───―────―──────────── 平成28年6月13日    午前10時0分開会 ───―────―──────────── 出席議員   1番    松 木 大 輔   2番    倉 掛 賢 裕   3番    田 島 寛 信   4番    二 宮   博   5番    藤 田 敬 治   6番    安 部 剛 祐   7番    野 尻 哲 雄   8番    永 松 弘 基   9番    板 倉 永 紀  10番    足 立 義 弘  11番    仲 道 俊 寿  12番    長 田 教 雄  13番    秦 野 恭 義
     14番    阿 部 剛四郎  15番    松 本 充 浩  16番    堀   嘉 徳  17番    福 崎 智 幸  18番    井手口 良 一  19番    広 次 忠 彦  20番    斉 藤 由美子  21番    福 間 健 治  22番    帆 秋 誠 悟  23番    松 下 清 高  24番    宮 邉 和 弘  25番    髙 野 博 幸  26番    安 東 房 吉  27番    篠 田 良 行  28番    日小田 良 二  29番    指 原 健 一  30番    堤   智 通  31番    スカルリーパー・エイジ  32番    三 浦 由 紀  33番    大 石 祥 一  34番    仲 家 孝 治  35番    荻 本 正 直  36番    徳 丸   修  37番    河 内 正 直  38番    高 橋 弘 巳  39番    橋 本 敬 広  40番    川 邉 浩 子  41番    国 宗   浩  42番    泥 谷   郁  43番    佐 藤 和 彦  44番    今 山 裕 之 ───────────────────── 欠席議員  な し ───―────―──────────── 出席した事務局職員 局長  藤 澤   修 次長兼総務課長  奈 良 英 治 次長兼議事課長  板 井   隆 議事課参事  吉 野   宏 議事課参事政策調査室長  牧   浩 司 議事課議事担当班主査  後 藤 和 正 ───―────―──────────── 説明のため出席した者の職氏名 市長  佐 藤 樹一郎市長  久 渡  晃 副市長  桑田 龍太郎 教育長  三 浦 享 二 水道事業管理者  三重野 小二郎 消防局長  藤 井 博 文 総務部長  佐 藤 耕 三 総務部参事  野 中 昭 男 総務部参事防災危機管理課長  森   裕 英 企画部長  玉 衛 隆 見 企画部参事  増 田 真由美 企画部参事  縄 田 睦 子 財務部長  宮 本 玄 哲 市民部長  伊 藤 真由美 市民部参事  村 上 博 士 福祉保健部長  江 藤   郁 福祉保健部参事福祉事務所長  大 木 治 郎 環境部長  奈 須 寿 郎 商工労働観光部長  戸 田 美 和 農林水産部長  森 本   亨 土木建築部長  木 村 忠 孝 都市計画部長  長 野 保 幸 下水道部長  新 井 修 司 下水道部参事  伊 藤 憲 亮 監査事務局長  石 井 宏 治 教育部長  澁 谷 有 郎 教育部教育監  秦   希 明 水道局管理部長  倉 原   洋 市長室長  高 橋 賢 次 財務部次長財政課長  佐 藤   等 ───―────―────────────   議  事  日  程  第1号     平成28年6月13日午前10時開会 第1 会期決定 第2 議第62号から議第76号まで及び報第1号から報第8号まで一括上程市長提案理    由説明) ───―────―────────────   本日の会議に付した事件 日程第1 会期決定 日程第2 議第62号から議第76号まで及び報第1号から報第8号まで一括上程市長の提      案理由説明)  ◇─────────────────◇           午前10時23分 ○事務局長藤澤修) 去る5月31日に開催されました第92回全国市議会議長会定期総会におきまして、永年在職議員表彰を受けられました議員に対する表彰状伝達式を行います。  副議長市長は、議場中央へお進み願います。  それでは、表彰者のお名前をお呼びいたしますので、議場中央へお進みください。  15年表彰二宮博議員安部剛祐議員野尻哲雄議員永松弘基議員髙野博幸議員高橋弘巳議員。    〔受彰者議場中央に進む〕 ○事務局長藤澤修) それでは、今山議長から表彰状伝達並びに記念品料の贈呈を行います。  最初に、二宮博議員、どうぞ。    〔副議長朗読〕      表彰状         大分市           二宮博 殿  あなたは市議会議員として十五年市政振興に努められ、その功績は著しいものがありますので第九十二回定期総会にあたり本会表彰規定により表彰いたします     平成二十八年五月三十一日
          全国市議会議長会         会長  岡下勝彦    〔副議長表彰状伝達及び記念品料贈呈〕(拍手) ○事務局長藤澤修) 次に、安部剛祐議員、どうぞ。    〔副議長朗読〕      表彰状         大分市           安部剛祐 殿  あなたは市議会議員として十五年市政振興に努められ、その功績は著しいものがありますので第九十二回定期総会にあたり本会表彰規定により表彰いたします     平成二十八年五月三十一日       全国市議会議長会         会長  岡下勝彦    〔副議長表彰状伝達及び記念品料贈呈〕(拍手) ○事務局長藤澤修) 次に、野尻哲雄議員、どうぞ。    〔副議長朗読〕      表彰状         大分市           野尻哲雄 殿  あなたは市議会議員として十五年市政振興に努められ、その功績は著しいものがありますので第九十二回定期総会にあたり本会表彰規定により表彰いたします     平成二十八年五月三十一日       全国市議会議長会         会長  岡下勝彦    〔副議長表彰状伝達及び記念品料贈呈〕(拍手) ○事務局長藤澤修) 次に、永松弘基議員、どうぞ。    〔副議長朗読〕      表彰状         大分市           永松弘基 殿  あなたは市議会議員として十五年市政振興に努められ、その功績は著しいものがありますので第九十二回定期総会にあたり本会表彰規定により表彰いたします     平成二十八年五月三十一日       全国市議会議長会         会長  岡下勝彦    〔副議長表彰状伝達及び記念品料贈呈〕(拍手) ○事務局長藤澤修) 次に、髙野博幸議員、どうぞ。    〔副議長朗読〕      表彰状         大分市           髙野博幸 殿  あなたは市議会議員として十五年市政振興に努められ、その功績は著しいものがありますので第九十二回定期総会にあたり本会表彰規定により表彰いたします     平成二十八年五月三十一日       全国市議会議長会         会長  岡下勝彦    〔副議長表彰状伝達及び記念品料贈呈〕(拍手) ○事務局長藤澤修) 次に、高橋弘巳議員、どうぞ。    〔副議長朗読〕      表彰状         大分市           高橋弘巳 殿  あなたは市議会議員として十五年市政振興に努められ、その功績は著しいものがありますので第九十二回定期総会にあたり本会表彰規定により表彰いたします     平成二十八年五月三十一日       全国市議会議長会         会長  岡下勝彦    〔副議長表彰状伝達及び記念品料贈呈〕(拍手) ○事務局長藤澤修) ここで、議会を代表して、今山議長お祝いの御挨拶を申し上げます。  今山議長、お願いいたします。 ○副議長今山裕之) 市議会を代表いたしまして、一言お祝いを申し述べさせていただきます。  去る5月31日、第92回全国市議会議長会定期総会におきまして、はえある永年在職議員表彰を受けられました皆様、まことにおめでとうございます。心からお喜び申し上げます。  このたび、15年表彰を受けられました二宮議員安部剛祐議員野尻議員永松議員髙野議員高橋議員におかれましては、長年にわたり市民の熱望と信頼を一身に集められまして、市議会議員の要職につかれ、大分発展のため多大なる御貢献を賜った皆様であり、その輝かしい御功績に対しまして、深甚なる敬意を表する次第でございます。  また、この間、議長を初め各種委員会の要職につかれ、御活躍いただいた皆様には、議会の円滑な運営はもとより、議会活性化に多大なる御尽力をいただきましたことに衷心より感謝申し上げます。  現在、人口減少社会、超高齢社会に直面し、地方創生を本格的に推進する段階を迎える中で、二元代表制の一翼を担う議会が果たすべき役割は、ますます重要になってまいります。  皆様方には、どうか今後とも健康に十分留意され、その豊かな見識と卓越した実行力大分市のさらなる発展のために、ますます御活躍されますことを心から祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。  本日は、まことにおめでとうございます。 ○事務局長藤澤修) 次に、佐藤市長からお祝いのお言葉をいただきたいと存じます。  佐藤市長、お願いいたします。 ○市長佐藤樹一郎) このたび、全国市議会議長会の永年在職議員表彰をお受けになりました二宮博議員安部剛祐議員野尻哲雄議員永松弘基議員髙野博幸議員高橋弘巳議員には、深甚なる敬意を表しますとともに、48万の市民を代表して、心からお祝いを申し上げます。  皆様地方自治に携わってこられたこれまでの時代を振り返りますと、地方分権時代が本格的に到来し、自主・自立のまちづくりの推進が求められるなど、地方自治体を取り巻く情勢が大きくさま変わりをしてまいりました。平成17年1月には、本市の歴史の中でも大きな節目となる佐賀関野津原両町との合併を行いました。  こうした変化の激しい時代にありながらも、皆様方の御尽力のおかげをもちまして、本市人口48万人を擁する東九州中核都市として発展を続けており、特に昨年は100年に一度と言われる県都のまちづくりにより、中心市街地が大きく変貌を遂げ、魅力とにぎわいあふれる新たな空間が誕生いたしました。  一方、本市においても、少子高齢化のさらなる進行と人口減少に転じることが予想される中、福祉や防災・減災対策など、市民に身近な施策の充実を初め、地域活力維持、効率的な行政運営など、諸課題への速やかな対応が求められており、市政を負託されている私たちの果たすべき責任は、ますます大きくなっております。  こうした時代においてこそ、市民の期待に応えるべく市長議会が次なる時代をしっかりと見据え、ともに力を合わせ、また議論を交わしながら、新たな時代にふさわしいまちづくりに取り組んでいかなければならないと考えております。  皆様におかれましては、今日まで培ってこられました卓越した識見と指導力を存分に発揮され、引き続き大分市の発展のため、お力添えを賜りますようお願い申し上げますとともに、健康には十分留意され、ますます御活躍されますよう祈念いたしまして、お祝いの御挨拶とさせていただきます。  まことにおめでとうございました。 ○事務局長藤澤修) ありがとうございました。  ここで、受賞者を代表して、永松弘基議員から謝辞がございます。  永松議員、お願いいたします。 ○8番(永松弘基) 受賞者を代表いたしまして、一言お礼の御挨拶を申し上げます。  本日は、私ども6名のために、本会議前の貴重な時間を割いていただき、伝達式を挙行させていただきまして、まことにありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。  このたびの受賞は、私どもにとりましては、この上ない喜びではございますけれども、また一方では、身の引き締まる思いでいっぱいでございます。このたびのこの受賞は、市民皆様方はもとより、互いに切磋琢磨をしてまいりました佐藤市長さん初め、歴代の釘宮市長さん、木下市長さん、そして、また執行部皆さん方や先輩、同僚議員皆様方の御指導、御鞭撻のたまものでありまして、この席をかりまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。  このたびのこの受賞を契機といたしまして、心を新たにして、市民一人一人が幸せを実感できる大分市の実現を目指して、これからも一生懸命に頑張ってまいる所存でございます。  どうぞこれからも変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、甚だ簡単な粗辞ではございますけれども、お礼の御挨拶とさせていただきます。  本日はまことにありがとうございました。(拍手) ○事務局長藤澤修) 以上をもちまして表彰状伝達式を終わります。  どうぞ、お席へお戻り願います。           午前10時34分  ◇─────────────────◇ ○議長永松弘基) ただいまから平成28年第2回定例会を開会いたします。           午前10時35分開会 ○議長永松弘基) これより本日の会議を開きます。           午前10時35分開議 ○議長永松弘基) 日程に先立ちまして、諸般の報告を行います。  諸般の報告は、お手元に報告書を配付しておりますので、これにより御了承をお願いいたします。  去る4月1日付の人事異動に伴う説明員につきましては、お手元に配付の執行部座席表のとおりでありますので、御了承を願います。  本日の議事は、お手元に配付の議事日程第1号により行います。  ◇─────────────────◇ ◎日程第1 会期決定議長永松弘基) 日程第1、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。
     今期定例会会期は、本日から6月27日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長永松弘基) 御異議なしと認めます。  よって、会期は、本日から6月27日までの15日間と決定いたしました。  ◇─────────────────◇ ◎日程第2 議第62号から議第76号まで及び報第1号から報第8号まで一括上程市長提案理由説明) ○議長永松弘基) 次に参ります。  日程第2、本日提出されました議第62号から議第76号まで及び報第1号から報第8号までを一括上程いたします。  ─────────────────────  議案  番  号    件  名  議第62号   平成28年度大分一般会計補正予算(第1号)  議第63号   大分債権管理条例の制定について  議第64号   大分市立義務教育学校設置条例の制定について  議第65号   大分市議会議員及び大分市長の選挙における選挙運動公費負担に関する条例の一部改正について  議第66号   大分常勤特別職給料月額臨時特例措置に関する条例の一部改正について  議第67号   大分税条例等の一部改正について  議第68号   大分幼保連携型認定こども園の学級の編成、職員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議第69号   大分児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議第70号   大分家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議第71号   大分特別用途地区建築条例及び大分特定用途制限地域建築条例の一部改正について  議第72号   大分総合計画の変更について  議第73号   副市長水道事業管理者及び常勤の監査委員退職手当の額について  議第74号   新たに生じた土地の確認について  議第75号   字の区域の変更について  議第76号   市道路線の認定及び廃止について  報  番  号    件  名  報第1号   専決処分した事件承認について(平成27年度大分一般会計補正予算(第4号))  報第2号   専決処分した事件承認について(平成27年度大分国民健康保険特別会計補正予算(第3号))  報第3号   専決処分した事件承認について(平成27年度大分土地取得特別会計補正予算(第1号))  報第4号   専決処分した事件承認について(平成27年度大分住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号))  報第5号   専決処分した事件承認について(平成27年度大分農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号))  報第6号   専決処分した事件承認について(平成27年度大分介護保険特別会計補正予算(第2号))  報第7号   専決処分した事件承認について(大分国民健康保険税条例の一部改正について)  報第8号   専決処分した事件承認について(平成28年度大分国民健康保険特別会計補正予算(第1号))  ───────────────────── ○議長永松弘基) この際、提案理由説明を求めます。  佐藤市長。 ○市長佐藤樹一郎)(登壇) 本日ここに、平成28年第2回大分市議会定例会が開会されるに当たりまして、提出いたしました諸議案の概要を御説明申し上げます。  まずその前に、このたび全国市議会議長会から在職15年表彰を受けられました二宮博議員安部剛祐議員野尻哲雄議員永松弘基議員髙野博幸議員高橋弘巳議員に対し、市民を代表して、お喜び申し上げますとともに、市政発展のために賜りました御尽力とその御功績に対し、心から敬意と感謝の意を表します。今後とも、ますます御壮健で御活躍されますよう祈念申し上げます。  次に、最近の市政の動きについて御報告申し上げます。  最初に、平成28年熊本地震の対応についてであります。  去る4月14日、熊本地方を震源とする最大震度7を観測する地震が発生して以降、熊本大分を中心に活発な地震活動が続き、これらの地震に伴う家屋の倒壊などにより、多くのとうとい命や財産が失われました。改めまして、亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様方に心からお見舞い申し上げます。  本市におきましては、同月16日未明の地震で震度5弱を観測したことから、災害対策本部を設置し、直ちに被害状況を確認するとともに、避難所を開設するなど、市民の安全の確保に万全を期すよう徹底を図ったところであります。  この地震により3名の方が負傷されたほか、住宅の瓦や工作物の落下、道路上への落石などの被害が発生し、避難所には最大70カ所に1,211名の方々が自主避難されました。  その後も余震が続いたため、道路や河川等危険箇所安全点検に加え、耐震性が十分に確保できていない公共施設等について、使用の自粛、代替施設の配置を行うとともに、報道機関やホームページを通じて、地震に関し市民が必要とする情報を随時発信いたしました。また、避難者不安解消健康確保のため、保健師避難所に派遣し、健康相談などを実施したところであります。  こうした中、市内で体に感じる地震がおさまってきたことから、4月28日には全ての避難所を閉鎖いたしましたが、今後の災害に備え、改めて連絡体制の確認や初期対応の徹底を図るとともに、避難所運営方法など、明らかになった課題について検証を行っているところであり、その結果に基づき改善を進めて、さらなる防災力強化につなげてまいります。  また、このたびの災害対応においては、情報共有体制強化を図るため、自衛隊や警察等防災関係機関から職員を派遣していただいたほか、自治委員民生委員児童委員など、地域方々には避難所開設の周知や避難に際し支援が必要な方の安否確認などを行っていただきました。御協力をいただきました皆様方に心から感謝申し上げます。  次に、地震からの復旧復興に向けた支援取り組みについてであります。  本市では、今回の地震により甚大な被害が発生した熊本県内市町村や多くの建物被害などが生じた県内他市町を支援するため、給水活動避難所運営災害ごみの収集などに、5月末時点で延べ330名を超える職員を派遣するとともに、救援物資の送付や義援金の募集・引き渡しなどを行ってまいりました。  しかしながら、熊本県内では、依然、多くの方々避難生活を強いられており、この状況を一日も早く解消し、本格的な復旧復興を行うためには国の取り組み強化が必要であります。そこで、4月28日、6月1日及び6月7日の3回にわたり、九州市長会を代表して、会長であります森鹿児島市長らとともに国に出向き、石井国土交通大臣森山農林水産大臣高市総務大臣などに直接お会いして被災地の状況を説明し、被災者生活支援強化やインフラの復旧観光客回復に向けた支援などについて要請してまいりました。  とりわけ観光業では、九州全域で宿泊のキャンセルが相次ぐなど深刻な影響を受けたことから、本市においても早急な対策を講じる必要が生じたところでございます。このため、フェイスブックなどを活用し、大分の元気と熊本へのエールを全国に発信してまいりました。  また、6月5日には大分府内中央口広場におきまして、大分県を初め、県内外自治体JR九州大分支社など多くの皆様とともに、被災された地域方々を応援するため、「一緒にがんばろう!熊本 大分も元気に頑張っています!」と銘打ち、復興応援イベントを開催いたしました。当日は雨の降るあいにくの天候でありましたが、豊後大友宗麟鉄砲隊の演武を皮切りに、参加自治体の首長による復興応援アピール本市出身南こうせつ氏によるコンサートなどが行われ、会場の皆様とともに被災地へ力強いエールを送ったところであります。  今後とも、被災地復旧復興支援するとともに、引き続き大分の元気を発信し、風評被害の防止と観光客を呼び戻す取り組みを進めてまいります。  次に、大分人口ビジョン大分総合戦略及び大分総合計画についてであります。  我が国では急速に少子高齢化が進み、本格的な人口減少社会を迎え、本市におきましても、今後、人口減少に転じることが予想され、地域経済の停滞や地域コミュニティー弱体化が懸念されております。  こうした課題に対応するため、大分人口ビジョン大分総合戦略を本年3月に策定いたしました。人口ビジョンでは、人口減少に歯どめをかけるため、合計特殊出生率を2040年までに2.3程度まで引き上げ、2060年の人口を45万人程度とする展望を描いており、総合戦略では、その実現に向け、人口自然増社会増の両面からの対策と具体的な数値目標を定め、県や県内市町村とも連携を図りながら、将来にわたる本市発展を目指していくこととしております。  また、本市の最上位計画となる大分総合計画につきましては、少子高齢化に伴う人口減少など社会経済情勢の大きな変化に対応するため、現行計画を前倒しで見直すこととし、新たな計画の策定に取り組んでまいりました。  策定に当たりましては、各界各層の代表から成る大分総合計画検討委員会を設置し、市民意識調査パブリックコメントの実施のほか、市議会からも御意見をお伺いする中、検討を重ねていただき、3月1日に最終提言を取りまとめていただきました。これらを踏まえ、新たな都市像として、「笑顔が輝き 夢と魅力あふれる 未来創造都市」を掲げた総合計画案、おおいた総合ビジョン2024を作成し、本定例会に御提案申し上げたところであります。議決後には、計画に掲げる各施策を着実に実行し、本市の特色を生かした新しい時代にふさわしい大分市を創造してまいりたいと考えております。  最後に、県立総合体育館の受け入れについてであります。昨年9月に大分県から県立総合体育館の活用について意向の確認があったことから、本市では維持管理や更新の経費などを精査するとともに、大分市スポーツ推進審議会に移管の必要性について諮問をいたしました。その後、審議会からは、全国の中核市と比較して屋内スポーツ施設の保有面積が少なく、当該施設の移管は市民にとって利便性の向上が期待でき、本市のスポーツ振興を図る上で、必要性は十分にあるとの答申がありました。さらに、施設は多くの市民に利用されており、本年2月には各競技団体からも移管を望む要望書が提出されたところであります。  一方、施設は老朽化が進んでおり、長期にわたり使用するための改修が課題となっておりましたが、改修内容や費用負担などについて県と協議を重ねた結果、全体事業費は6億5,000万円程度で、負担割合は県と市で1対1とすることを確認いたしました。これにより、公共施設等の長寿命化や施設保有量の最適化などについて目標を定めた大分公共施設等総合管理計画とも整合性が図られたところでございます。  これらを総合的に判断し、県立総合体育館を本市の施設として受け入れる方針を決定いたしました。なお、移管につきましては、平成32年4月を予定しており、引き続き県と改修工事の実施時期等について協議を行い、受け入れに向けて準備を進めてまいります。  それでは、予算議案について御説明を申し上げます。  まず、一般会計補正予算についてでございますが、今回の補正予算は、4月に発生した熊本地震復興支援費及び今後の地震や台風等による自然災害に備えた災害対策費のほか、観光客誘致への緊急対策費を中心に編成をいたしました。その結果、補正額は8億3,200万円となり、補正後の一般会計予算総額は1,784億3,200万円となったところであります。  歳出の主なものについてでありますが、土木費には3億7,605万円を計上いたしております。その主なものは、自然災害による被害を未然に防ぐために、市道のり面等の改修を行う工事請負費や木造住宅耐震化促進事業補助金の追加計上であります。  商工費には、1億2,875万円を計上いたしております。その主なものは、中央通り線で歩行者天国を実施することに対する補助金及び観光客誘致緊急対策として、観光キャンペーンの実施や宿泊割引クーポンを発行するための委託料の計上であります。  農林水産業費には、1億2,500万円を計上いたしております。その主なものは、自然災害による被害を未然に防ぐために、農林道や漁港などを改修する工事請負費の計上であります。  教育費には、8,420万円を計上いたしております。その主なものは、校区公民館や自治公民館の耐震化を促進するために、公民館類似施設建設費補助金を追加計上するほか、日吉原体育館の改修及び耐震工事を行うための設計委託料の計上であります。  消防費には、5,100万円を計上いたしております。これは、地震被災地への救援物資職員派遣に係る経費のほか、今後の災害発生時に備えた毛布や飲料水などの備蓄品の購入に係る経費の追加計上であります。  民生費には、3,500万円を計上いたしております。その主なものは、大在老人いこいの家や河原内保育所を耐震補強するための工事請負費の計上であります。  衛生費には、1,800万円を計上いたしております。これは、胃がん発症のリスクを判定するためのピロリ菌抗体検査等に係る経費の計上であります。  災害復旧費には、1,200万円を計上いたしております。これは、地震により被害を受けた大分城址公園大手門の復旧費の計上であります。  次に、歳入についてでありますが、今回の補正予算の財源といたしましては、国庫支出金2,660万円、県支出金2,015万円、繰越金7億3,525万円、市債5,000万円を計上いたしております。  次に、報第1号平成27年度一般会計補正予算第4号についてでありますが、これは国・県支出金、市債等の決定並びに事業費の確定に伴い、既決予算の調整を行う必要があり、3月31日付で専決処分いたしたものであります。  その結果、補正額は30億3,100万円の減額となり、補正後の予算総額は1,671億6,700万円となった次第であります。  また、報第2号から報第6号までは、平成27年度の各特別会計ごとに事業の確定等に伴う予算の調整を行う必要があり、3月31日付で専決処分いたしたものであります。  次に、報第8号につきましては、平成27年度国民健康保険特別会計において、歳入不足を生じたため、平成28年度予算をもって繰り上げ充用を行う必要があり、5月31日付で専決処分いたしたものであります。  次に、一般議案の主なものについて御説明を申し上げます。  まず、議第63号は、大分債権管理条例の制定についてでありますが、これは債権管理の一層の適正化を図り、公平な市民負担の確保及び公正な行財政運営に資するため、市の債権の管理に関し、必要な事項を定めようとするものであります。  議第64号は、大分市立義務教育学校設置条例の制定についてでありますが、これは荷揚町小学校、中島小学校、住吉小学校及び碩田中学校を統合し、学校教育法に規定する義務教育学校として、大分市立碩田学園を設置しようとするものであります。  議第66号は、大分常勤特別職給料月額臨時特例措置に関する条例の一部改正についてでありますが、これは平成31年3月31日までの間、減額措置を講じております市長等の給料月額について、減額率を市長及び副市長は15%から16%へ、教育長水道事業管理者及び常勤の監査委員は10%から11%へそれぞれ引き上げようとするものであります。  議第67号は、大分税条例等の一部改正についてでありますが、これは地方税法の一部改正等に伴い、法人市民税の法人税割の税率を引き下げるなど、所要の改正をしようとするものであります。  議第72号は、大分総合計画の変更についてでありますが、これは総合的かつ計画的な行政運営を図るため、大分総合計画を変更しようとするものであります。  議第73号は、副市長水道事業管理者及び常勤の監査委員退職手当の額についてでありますが、これは大分常勤特別職退職手当支給条例第3条の規定に基づき、退職した副市長等の退職手当の額を定めようとするものであります。  その他の議案につきましては、その都度、担当者より説明いたさせます。  何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますよう、お願い申し上げます。  ◇─────────────────◇ ○議長永松弘基) 以上で、本日の日程を終了いたしました。  お諮りいたします。  あす14日から16日までの3日間は、議案考案のため、本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長永松弘基) 御異議なしと認めます。  よって、あすから16日までの3日間は、本会議を休会することに決定いたしました。  次の本会議は、17日午前10時に開きます。  本日は、これにて散会いたします。
              午前10時55分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  平成28年6月13日 大分市議会  議  長  永 松 弘 基        署名議員  二 宮   博        署名議員  篠 田 良 行...